【爆速開発】自分で撮ったカワセミがシューティングの主役に!?ワイン片手の思いつきが“沼”に化けた話

AI活用

こんにちは!Kayです。小学校の時の文集に書いた僕の夢は“ゲームプログラマー”(実話)です(笑)。

「AIでゲームが作れる時代」って、なんとなく聞いたことはあっても、「エンジニアでもない自分には関係ない話でしょ……」と思っていませんか?

僕もそう思っていました。ほんの少し前までは。

ところが、妻のワインバーでワインを飲みながらの軽いノリの“見せびらかし”が、まさかの展開に。気づいたら、自分で撮ったカワセミが弾を撃ちまくるシューティングゲームが完成していました。しかも、ボスは出るわ、必殺技は出るわ……最終的にはカワセミのうんちを波動砲にする始末です(後述します、真面目に)。

今回は、AIと一緒にゲーム開発の“沼”へどっぷり沈んでいった、その顛末をお届けします。

Screenshot

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発端は、ワインバーでの「AIってすごいんだよ」

きっかけは、妻と義理の姉が営むワインバー efü(エフュー) で友達と飲んでいた夜のこと。

「AIってすごいんだよ、簡単なゲームも一瞬でつくれちゃうんだから!」

……と、僕はドヤ顔でパソコンを取り出しました。見せたのは、Claudeのデスクトップアプリでその場サクッと作った、ニコちゃんマークが主役のインベーダー風ゲームです。デスクトップアプリ上でそのまま遊べるし、キャラを差し替えたりして遊んでいるうちに、まぁまぁの出来になってしまったんですよね。

Kay’s Voice: このニコちゃん版、名付けて「ニコちゃんギャラクシアン」も、実はちゃんと遊べます。ぜひ感動のエンディングまで進んでみてください。ちなみにエンディングの曲は、efü Bar向けにAIが作曲したオリジナル曲です(笑)。 👉 ニコちゃんギャラクシアンで遊ぶ

で、数日後、僕のカワセミ友達のシマさんにこのゲームを見せたことがきっかけで、運命が動き出します。


「これ、カワセミで出来ひんの?」——魔の一言

ニコちゃんギャラクシアンを遊んでいただいたシマさんが、ふとこう言ったんです。

「おもろい!これカワセミで出来ひんの?」

「え……?!」

……この一言でした。この瞬間、僕の頭の中で何かのスイッチがカチッと入ってしまったのです。

カワセミ。僕がニコンのカメラを構えて、何度も何度もシャッターを切ってきた被写体。あいつが自機になって、宇宙で弾を撃ちまくる……?

想像した瞬間、もう止まりませんでした。「作るしかない」と。

🔍 Kay’s Check: 「軽い思いつき」→「友達のひと言」→「気づいたら本気」。……この流れ、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。AI時代の趣味開発は、この“ゼロから形になるまでの距離”が異常に短い。だから沼が近いんです。


Claudeアプリでは限界だった。だからClaude Codeへ

とはいえ、最初に作ったニコちゃん版はあくまで“その場ノリ”のもの。カワセミ版をちゃんと作り込もうとすると、Claudeのデスクトップアプリではコンテキスト(会話の記憶できる量)がいっぱいで、さすがに厳しいわけです。

そこで、最近公私ともにお世話になっている VS Code(Antigravity)+ Claude Code に移行して、腰を据えて作り始めました。

これがまた……楽しいんですよ。コードを書いてはブラウザで動かし、「もうちょっとこう……」と注文をつけては即反映。個人の“遊び”のはずが、いつの間にか本格的な制作に発展していく。気づけば数日、どっぷりです

Kay’s Voice: エンジニアじゃない僕でも、Claude Codeが相棒だと「作りたい絵」を言葉で伝えるだけで形になっていく。技術的にハマった部分はありましたが、今回も手が止まりません。


主役は、自分で撮った“代表作”のカワセミ

どうしても譲れなかったのが、主役は自分で撮ったカワセミにすること。それも、翼を広げて垂直にダイブする、僕の代表作の一枚です。

キャラの起こし方はこうです。まずカワセミの写真をChatGPTに読み込ませ、「このカワセミでシューティングのキャラを作って!」からスタート。そこからチャッピーとGemini両方を使ってスズメ、鳩、シジュウカラ……と、鳥のキャラを次々に生やしていきました。

自機カワセミの核になるギミックは、翼を閉じて高速回避 ↔ 翼を展開して発射。ロケットみたいに翼を畳んで弾を避け、開いて連射する。この“手触り”を数値でひたすら詰めたのが、地味に一番こだわった部分だったりします。

ゲームはClaude Code使って作ってるんだから、キャラデザインもClaudeにさせちゃえば?と思うかもしれません。僕もそうしたいのは山々なんですが、同じプロンプトで書かせても、Claudeさん、あまり絵心がないのか、どれも微妙で……まぁ、見て見てください。

こちら、Cluadeに描かせたルリビタキです

……ね(笑)、どなたかClaudeで上手に絵を描かせるテクニックを教えてください!


敵が増えていく——スズメ、鳩、シジュウカラ……

主役ができたら、次は敵です。スズメ、鳩、シジュウカラ……と、身近な鳥たちを片っ端から敵キャラに仕立てていきました。

……が、ただ敵を並べるだけだと、単調なゲームになっちゃうんですよね。撃って、避けて、また撃って。それだけだと飽きる。

「よし、ポイントポイントでボスを入れよう!」

——ここから、ゲームが一気に“作品”っぽくなっていきます。


ボス登場!アオサギ先輩とトンビさん

まず投入したのが、アオサギ先輩トンビさん

弾幕を張ってくるだけじゃなく、ビームまで撃ってくる。雑魚をパチパチ撃っていた画面が、ボス戦になった瞬間にヒリつく緊張感に変わる。この緩急がたまりません。

🔍 Kay’s Check: ボス面では「まず曲だけ流して、3秒おいてから敵が出てくる」という“タメ”の演出を入れています。あの、いざ登場する前の一瞬の間。アーケードゲームで育った世代にはたまらないやつです。


点数・パワーアップ・花火みたいな爆発音へのこだわり

見た目だけじゃなく、点数システムにもこだわりました

パワーアップの仕組みはこんな感じ。魚(餌)を食べると火力が段階的に上がっていくのですが、そのまま作ると「強いと簡単すぎ/弱いと難しすぎ」になる。そこで、弱いまま粘る人ほど高得点になり、強くなったら手応えも増すように、点数と難易度の両方を自機レベルに連動させました。「下手でも報われる」——これ、地味に大事なんです。

そして個人的に大満足なのが爆発音。敵をやっつけたときの破裂音を、どうしても花火っぽく演出したかったんですよ。雑魚は控えめに、大型は派手に、ボスは圧倒的に。「バババババッ」と連鎖して、最後に大玉がドン!と上がる。あの花火大会の締めの気持ちよさを、ゲームの中に再現したかった。


鳴き声は“本物”で——合成音を捨て、DaVinci Resolveで音を作り込む

爆発音の話をしたので、音つながりでもう一つ。鳥の鳴き声の話です。

最初は、コードで作った合成音で鳴き声を鳴らしていました。ピロピロと、いかにも“それっぽい”電子音。ゲームとして成立はするんです。……するんですが、どうにも納得がいかない

だって、せっかく本物の鳥たちが主役のゲームなんですよ。スズメも、シジュウカラも、アオサギも、サンコウチョウも、実際に僕がフィールドで出会って、レンズを向けてきた鳥たちです。その鳴き声が「ピロピロ」でいいのか? いいわけがない。

ここは、リアルを追求しました。

理想はこうです。プレイしている人が、画面の敵と戦いながら、「……この声、何の鳥だろう?」とふと耳を澄ませる。声からその鳥の姿を想像する。あわよくば、次に公園を歩いたときに「あ、この声、ゲームで聴いたやつだ!」と気づいてしまう。そんな体験ができたら最高だな、と。

そこで、鳴き声はフリー素材などから本物の音源を集め、DaVinci Resolve で1つずつ編集して取り込みました。ゲーム用に長さを詰めて、いらないノイズを削って、音量を揃えて。……動画編集ソフトで鳥の声を切り刻む夜、我ながらなかなかシュールでした(笑)。

🔍 Kay’s Check: 合成音は「軽い・依存ゼロ・すぐ鳴る」という圧倒的な利点があります。実際、音源が読み込めなかったときのフォールバックとして合成音は今も残してあります。本物 → ダメなら合成音、という二段構え。“こだわり”と“確実に動くこと”は両立できるんです。

Kay’s Voice: 弾を撃ち合いながら、後ろでスズメが「チュンチュン」と鳴いている。この違和感のなさというか、画面の中に“生き物”がいる感じは、合成音ではどうしても出せませんでした。地味な作業でしたが、やってよかった。


サンコウチョウ——あの長い尾を、どうしても表現したかった

さらに、サンコウチョウを投入しました。

サンコウチョウといえば、あの長い長い尻尾。これを飛ぶ軌跡に沿ってヒラヒラと追尾させる動き——あの尾の表現だけは、どうしても諦めたくなかった。2Dでどこまでいけるのか、正直やってみるまで分かりませんでした。

結果、飛んだ跡を尾がなぞるように追尾する動きが完成。尾を削るほど攻撃は楽になるけど、削り切る手前で本体が牙を剥くという緩急まで仕込めました。

Kay’s Voice: サンコウチョウのラストシーンも、少しこだわっています。撃破したときの散り際の演出……これは言葉で説明するより、実際に見てほしい。ぜひそこまでたどり着いてみてください(笑)。


Xに投稿したら、反響が!

ここまで出来たので、試しにXに投稿してみたんです。

自分で撮った鳥が、自分で作ったゲームの中で暴れ回っている。それを面白がってくれる人がいる。これが、想像以上に嬉しかった。趣味で撮った写真と、趣味で覚えたAI開発が、こうして一つの形になって誰かに届く。「よかったな」と、しみじみ思った瞬間でした。


そして僕は、カワセミのうんちを武器にした

さて、ここからが本題(?)です。

カワセミって、うんちをビューッと勢いよく飛ばすじゃないですか。それについて、カワセミ写真の大先輩、壺屋さんがコメントくださったんです。「あれ、武器にできるんじゃない?」と(笑)。

「……採用!」

というわけで、早速導入したのがうんち波動砲。掠りをためて発動する必殺技で、カワセミが反転してお尻から真上へビームを撃つ、いわゆる波動砲です。

……ところが、ここで話がややこしくなります。「ガンダムに出てくるグフのヒートロッド」がコメントの中に(笑)——

うんちビームを、左右に薙ぎ払うことにしました。

溜めて、反転して、お尻からドン、そこからシャッ・シャッ・シャッと剣のように薙ぎ払って画面の敵を一掃する。作って見たら……これがまた爆裂に気持ちいいんですよ。

🎮 この“うんち波動砲”、実際に撃てます。 掠りを溜めて、PCは B キー、スマホはメーター横のボタン、ジョイパッドは △ボタンでどうぞ。溜めて、反転して、お尻からドンです。 👉 カワセミ スターダストで遊ぶ

🔍 Kay’s Check: ちなみに、すべての始まりだったニコちゃんギャラクシアンも引き続き遊べます。感動のエンディング(+efü Bar向けAI作曲のエンディング曲)まで、ぜひどうぞ。 👉 ニコちゃんギャラクシアンで遊ぶ


番外編:もちろん、配信はSynology NASです

……で、ここまで作ったゲーム。どこで公開しているかというと、もちろん自宅の Synology NAS です。当ブログ「KayのLogBook」も乗っている、いつものNAS。仕事でも扱っているストレージ屋として、ここは譲れません(笑)。

構成はいたってシンプル。ゲーム本体は外部依存ゼロの単一HTMLファイルにまとめてあります。スプライトもBGMも全部ファイルの中に埋め込んで、1ファイル置くだけで動く。これを Synology NAS の Web Station 上の WordPress(kaylog.io)に直置きしているだけ。

そして公開経路には、いつもの Cloudflare Tunnel(cloudflared) を使っています。おかげでNASのポートは一切開けず、生IPも隠したまま外部に配信できる。攻撃者がCloudflareを迂回して直接NASを叩けない、というのが個人NAS公開の安心ポイントです。

🔍 Kay’s Check: 「1ファイル完結」は配布がラクな反面、BGMを何曲も埋め込むとHTMLが肥大します(今は約12MBに……)。この“1ファイル主義とサイズのトレードオフ”も、それはそれで面白いテーマなので、いずれ技術寄りの記事で掘り下げようと思っています。

Kay’s Voice: 自分で撮ったカワセミを、自分で作ったゲームにして、自分のNASから世界に配信する。全部、自分の手のひらの上で完結しているこの感じ。ストレージ屋冥利に尽きるというか、たまらないんですよ。


まとめ

今回の“沼”を振り返ると、こんな流れでした。

  • きっかけ:ワインバーefüでの「AIってすごいんだよ」という見せびらかし
  • 転機:カワセミ友達シマさんの「これ、カワセミで出来ひんの?」
  • 環境:Claudeアプリ→VS Code(Antigravity)+Claude Codeへ移行して本格開発
  • 主役:自分で撮った代表作のカワセミ。キャラ起こしはChatGPTとGeminiに写真を読ませて開始
  • 敵とボス:スズメ・鳩・シジュウカラに加え、アオサギ先輩・トンビさん・サンコウチョウ
  • こだわり:レベル連動の点数・難易度、花火みたいな爆発音、サンコウチョウの尾とラストシーン
  • :合成音をやめ、本物の鳴き声をDaVinci Resolveで編集して収録。「何の鳥だろう?」と想像してほしくて
  • 極めつけ:カワセミのうんちを左右に振り回す波動砲
  • 配信:外部依存ゼロの単一HTMLを、Synology NAS+Web Station+Cloudflare Tunnelで公開

ワイン片手の思いつきから、ここまで作り込んでしまった。AIと一緒なら、「作りたい」の距離がこんなにも近い。それを全身で味わった数日間でした。


締めの一言

「ゲームなんて、自分には無理」——僕が抱いていたその思い込みは、見事に吹き飛びました。

大事なのは、たぶんスキルよりも「これ作りたい!」というワクワクの方。写真でも、趣味でも、日常のちょっとした思いつきでも、「え、これAIで形にできるんじゃない?」と感じる瞬間があるはずです。

そのときは、ぜひ飛び込んでみてください。沼は、思ったより気持ちいいですよ。

そして——カワセミのうんち波動砲、ぜひ一度食らってみてください(笑)。

👉 カワセミ スターダストで遊ぶ 👉 ニコちゃんギャラクシアン(すべての始まり)で遊ぶ

小学生の僕へ。夢、叶いました。しかも主役は、自分で撮ったカワセミです。

また続きを作ります!

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