ファイル・画像・PDFを渡す

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10秒でいうと

同じ書類でも、渡し方で読み取りの精度が変わります。
真上から、明るい場所で、文字が読める大きさで。あとは何を読ませたいかを先に伝えます。

見積書の仕事は、ここで実際に動き始めます。PDFを渡して、中身を読ませる。うまくいくときと、数字が抜けるときがあります。その差はたいてい、渡し方のほうにあります。

渡し方で結果が変わる

何を読ませたいかを先に書く。ただ添付して「読んで」と言うより、「単価と納期を探してください」と先に伝えるほうが精度が上がります。探す対象が決まると、そこに注意が向くためです。

複数枚には名前をつける。5社の見積書をまとめて渡すなら、どれがどれか分かるようにします。

5社の見積書を添付します。ファイル名の会社名で区別してください。
各社について、商品名・数量・単価・納期を抜き出してください。

関係のないページは外す。100ページのPDFのうち3ページしか使わないなら、その3ページだけ渡すほうが精度も費用も良くなります(No.03、No.04)。

写真の撮り方

スマートフォンで撮って渡すときは、撮り方がそのまま精度になります。公式ドキュメントも、画像の明瞭さと文字の読みやすさを挙げています。

  • 真上から撮る。斜めから撮った書類は苦手です
  • 明るい場所で。影が文字にかかると読み落とします
  • 文字を小さくしない。必要なら分けて撮る
  • 強い圧縮をかけない。画質が落ちると文字が潰れます

書類が大きいときは、無理に1枚に収めず、分割して撮るほうが確実です。

対応している形式と上限

2026年8月時点の公式ドキュメントの記載です。

項目 値
画像の形式 JPEG、PNG、GIF、WebP
1回に渡せる枚数(claude.com) 20枚まで
1枚あたりのサイズ(claude.com) 10MBまで
画像の最大寸法 8000×8000ピクセル

アニメーションは扱えません(最初の1コマだけが使われます)。

大きすぎる画像は自動的に縮小されてから処理されます。縮小されると文字が読みにくくなるので、細かい文字がある書類は、あらかじめ必要な部分を切り出しておくほうが確実です。

苦手なこと

公式ドキュメントが明記している制限です。知らずに使うと事故になるので、ここは正確に押さえてください。

  • 写真に写っている人物の名前は答えません。仕様として拒否します
  • 画質が低い、回転している、200ピクセル未満のような画像では間違えます
  • 数を数えるのは苦手です。小さいものが大量にあるときは特に
  • AI生成画像かどうかは判定できません。聞いても当てになりません
  • CTやMRIのような診断画像の読影には使えません(No.67)
  • 画像の生成や加工はできません。読み取り専用です

見積書の仕事に引きつけると、行数を数えさせるのは危ないということになります。No.12で書いた「行数がPDFの枚数と一致しているか確認して」は、こちらが数えて突き合わせる形にしておくのが安全です。

💡 ちょっと面白い話

公式ドキュメントには、画像は文章より前に置いたほうが結果が良いと書かれています。「この写真を見て」と書いてから貼るより、貼ってから聞くほうが向いている、ということです。

もうひとつ。Claudeは画像のメタデータを一切受け取っていません。撮影日時も位置情報も見えていません。写真の日付を聞かれて答えたなら、それは画像の中に写り込んでいた文字を読んだだけです。

やってみよう:同じ書類を2通りの撮り方で渡す(3分)

手元の書類を1枚選び、斜めから1枚、真上から1枚撮ってください。

プロンプト(それぞれ別の会話で)
この書類から、日付と金額を抜き出してください。
読み取れない文字があれば、その場所を教えてください。

期待される結果:真上から撮ったほうが、読み取れない箇所の報告が少ない。

うまくいかないとき:どちらも完璧に読めたなら、その書類は文字が大きくて条件が良いということです。もっと細かい文字の書類で試すと差が出ます。

つまずきポイント

読み取れたかどうかを確認しない。いちばん危ない習慣です。毎回「読み取れない項目は空欄にして、どこか教えてください」を必ず入れてください(No.11)。書かないと、推測で埋まっていても気づけません。

PDFなら安全だと思ってしまう。スキャンしたPDFは中身が画像なので、写真と同じ条件が効きます。文字として作られたPDFのほうが確実です。

枚数の上限を超えて渡そうとする。claude.comは1回20枚までです。5社の見積書が各10ページなら、分けて渡す必要があります。

まとめ

  • 渡す前に、何を読ませたいかを先に伝える
  • 写真は真上から、明るく、文字が読める大きさで
  • 人物名・正確な数え上げ・AI生成の判定・診断画像は使えない
  • 毎回「読み取れない項目は報告して」を付ける

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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。

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