10秒でいうと
サーバー名を覚えるより、やりたいことから探すほうが速い。
選ぶときの基準は、読み取り専用か、配布元が信頼できるかの2つです。
MCPサーバーは増え続けています。個別の名前を覚えるのは現実的ではありません。
このページは一覧ではなく、探し方です。具体的なサーバー名は入れ替わりますが、探す軸は変わりません。
やりたいことから引く
| やりたいこと | 探す言葉 | よくある形 |
|---|---|---|
| コードの管理、PR、課題 | ソース管理サービス名 | HTTP接続。個人アクセストークン |
| チャットの内容を読む・書く | チャットツール名 | HTTP接続。OAuth |
| 課題管理、チケット | 課題管理サービス名 | HTTP接続。OAuth |
| クラウドの資料を読む | ストレージサービス名 | HTTP接続。OAuth |
| データベースに問い合わせる | データベースの種類 | stdio。接続文字列を環境変数で |
| ローカルのファイルを扱う | ファイルシステム | stdio |
| エラー監視の状況を見る | 監視サービス名 | HTTP接続。OAuth |
| デザインのデータを読む | デザインツール名 | HTTP接続 |
| 3Dソフトを操作する | ソフト名 | stdio(No.76で扱います) |
探す場所は3つです。使いたいサービスの公式ドキュメント、MCPの公式リポジトリにある参照実装、そしてClaude Codeのプラグインのマーケットプレイス(No.41)。
なお、Claude Desktopですでに設定しているサーバーがあれば、まとめて取り込めます。
claude mcp add-from-claude-desktop
選ぶときの2つの基準
読み取り専用か。これが最も効きます。読むだけのサーバーは、事故の被害が「間違った情報を読む」で止まります。書き込めるサーバーは、間違ったものを書き込みます。
同じサービスでも、読み取り専用の権限で認証を通すことができます。データベースなら読み取り専用のユーザーで、GitHubなら権限を絞ったトークンで。最初は読むだけでつないでください。
配布元が信頼できるか。公式が提供しているものか、広く使われているものか。第4章のNo.27で書いた「見慣れないMCPやプラグインは攻撃経路を増やす」がそのまま当てはまります。詳しくはNo.50で扱います。
MCPでないほうがよい場合がある
意外に思うかもしれませんが、公式のコストの説明にはっきり書かれています。
CLIツールが使えるなら、そちらのほうが文脈を食わない。
gh aws gcloud のようなコマンドが手元にあるなら、MCPサーバーをつなぐより、Claudeにコマンドを実行させるほうが軽い。MCPサーバーはツール定義を持ち込みますが、CLIは持ち込まないためです。
判断の目安。
| 向くもの | |
|---|---|
| CLIを使う | すでにコマンドがある。Claude Codeで使う |
| MCPを使う | コマンドが無い。チャットやCoworkでも使いたい。認証を各自に任せたい |
Claude Codeだけで使うなら、CLIで足りることが多いというのは覚えておいて損がありません。
増やしすぎない
No.20とNo.44で書いた話が、ここでも効きます。
- 道具が増えるほど選び間違える
- ツール定義が文脈を食う(既定では遅延読み込みですが、使えばその分入ります)
- 接続の数だけ、外から来る文章の入口が増える
/context で占有を見て、/mcp で使っていないものを無効化する。半年に一度の棚卸しをお勧めします。
やってみよう:CLIで足りるか判定する(3分)
プロンプト
“`
私がClaudeとつなぎたいサービスを挙げます。それぞれについて、
「公式のCLIコマンドがあるか」「MCPサーバーをつなぐべきか」を
判定してください。CLIがあるなら、その名前と、Claude Codeから使う場合の
具体的なコマンド例も1つ挙げてください。・(サービスを3つから5つ)
“`期待される結果:CLIがあるものとないものが分かれる。思ったよりCLIで足りるものが多いことが見える。
うまくいかないとき:CLIの有無は変わるので、返ってきた名前は実際に確認してください(No.18)。
つまずきポイント
流行っているサーバーを片っ端から入れる。増やすほど遅くなり、危険も増えます。使う理由がある順に1つずつ。
書き込み権限で最初からつなぐ。読むだけで始めて、必要になってから広げる。
CLIを検討せずにMCPを選ぶ。Claude Codeだけで使うなら、CLIのほうが軽いことが多い。
まとめ
- サーバー名を覚えるより、やりたいことから探す
- 選ぶ基準は読み取り専用か、配布元が信頼できるか
- CLIで足りるならCLI。MCPはツール定義のぶん文脈を食う
- 半年に一度、使っていないものを外す
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。