10秒でいうと
ブラウザ・デスクトップ・スマートフォンのどれからでも使えて、中身も会話も共通です。
腰を据えるならデスクトップ、その場で撮って渡すならスマートフォン。
第2章からは、実際に画面を触りながらの話になります。まずは入口です。
Claudeはブラウザ・デスクトップアプリ・スマートフォンアプリの3つから使えます。中身は同じで、アカウントも会話も共通です。パソコンで始めた会話の続きを、電車の中でスマートフォンから見ることができます。
違うのは得意な場面です。それぞれの向き不向きを押さえておくと、道具として手に馴染みます。
3つの入口
ブラウザ。claude.comを開くだけで使えます。何も入れなくてよいので、まずはここから。共用のパソコンで使うときも、ログアウトすれば済むので扱いやすい入口です。
デスクトップアプリ。WindowsとmacOSに対応しています。ブラウザとの実質的な違いは呼び出しやすさです。タブを探さずにすぐ開けるので、思いついたときに投げる、という使い方が現実的になります。腰を据えて使うならこちらです。
スマートフォンアプリ。iOSとAndroidに対応しています。強みはその場で撮って渡せることです。書類、看板、機械の表示、手書きのメモ。写真を撮ってそのまま質問できます。外出先で「これは何と書いてあるのか」を解決する道具として、想像よりずっと使えます。
最初にやっておくとよいこと
会話に名前をつける習慣。あとから探すときに効いてきます。ひと仕事終えたら名前をつける、を癖にしてください(No.06)。
文体の設定を見ておく。敬語を使うか、どれくらい丁寧に書くか、といった好みは、毎回指示するより設定として置いておくほうが楽です。詳しくはNo.16で扱います。
何を覚えさせるか決める。メモリに入れるのは「毎回言うのが面倒なこと」だけに絞ってください。No.05で書いたとおり、入れすぎると関係ない場面でも顔を出します。
音声入力
スマートフォンアプリには音声入力があります。手が塞がっているときと、長い話を口で説明したいときに向いています。
キーボードで打つと、人はどうしても短く書きます。話すと自然に長くなり、前提や背景まで説明します。Claudeにとっては、そのほうが材料が多くて答えやすい。「うまく指示が書けない」と感じるときこそ、口で説明してみてください。
話し言葉のままでも通じます。整えてから送る必要はありません。
やってみよう:写真を撮って、その場で聞く(3分)
スマートフォンアプリの使いどころが分かる例です。手元にある、少し読みにくいものを1つ用意してください。家電の説明書、保険の書類、外国語のパッケージ、どれでも構いません。
プロンプト
この写真に何が書いてあるか教えてください。
大事なところを3つに絞って、専門用語は使わずにお願いします。期待される結果:3点に絞った説明が、平易な言葉で返る。
うまくいかないとき:文字が読み取れていないようなら、明るい場所で撮り直すか、近づいて撮ってください。斜めから撮った写真は苦手です。真上から、影が入らないように撮るのがコツです。
つまずきポイント
送信する前に、完璧な指示を書こうとする。会話なので、送ってから直せます。まず送って、返ってきたものを見て直すほうが速い。
うまくいかないと入口を変えてしまう。ブラウザでうまくいかないことは、アプリでもうまくいきません。中身は同じです。変えるべきは指示のほうで、それが第2章の残りの内容です。
古い会話を掘り返そうとして見つからない。名前をつけていないと、あとから探すのは本当に大変です。今日から始めてください。
応用のヒント
パソコンで日常的に使うなら、デスクトップアプリを入れて呼び出しの操作を覚えておくと、使う回数がはっきり増えます。道具は、手を伸ばす距離が短いほど使われます。
さらに進むと、アプリの外から使う手段もあります。表計算ソフトやブラウザの中から呼び出す拡張ツール(No.32)、ファイルを直接触るCowork(No.26)。ただし、まずはこの章でチャットを使いこなすのが先です。
関連ページ
- No.05 AIは何を覚えていて、何を覚えていないのか — メモリの範囲
- No.06 チャットの分け方・育て方 — 会話に名前をつける
- No.16 メモリ・ユーザー設定・スタイル — 設定の詳細
- No.17 ファイル・画像・PDFを渡す — 渡し方で結果が変わる
まとめ
- 3つの入口で中身は同じ、会話も共通
- 腰を据えるならデスクトップ、その場で撮って渡すならスマートフォン
- 音声入力は、うまく指示が書けないときほど効く
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。