実践:調査からレポートまで

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10秒でいうと

調べる・整理する・書く・体裁を整えるを、ひと続きで回せます。
要は、途中の成果をファイルに残させること。あとから検証できる形になります。

ここまでは手元のファイルが相手でした。ここからは、外の情報を取ってきて資料にする仕事です。

事務仕事でいちばん時間がかかるのに、いちばん分断されているのがこの作業だと思います。ブラウザで調べ、メモに書き、Wordに写し、体裁を整える。その往復がなくなります。

一息で回すのではなく、段階で回す

「調べてレポートにして」と一息で頼みたくなりますが、分けたほうが結果が良くなります。No.12の「段階を踏ませる」がそのまま効きます。

第1段階:調べて、材料をファイルに残す。

オフィス什器の主要メーカー5社について調べてください。

・各社の主力製品、価格帯、納期の目安
・出典のURLを必ず添える
・結果は research.md に書き出してください
・分からなかった項目は「不明」と書いて、なぜ分からなかったかも添える

ファイルに書き出させるのが要点です。会話の中だけだと、あとで確認できません。ファイルなら、URLを開いて確かめられます。

第2段階:材料を見て、構成を決める。

ここは人がやります。research.md を読み、何を言う資料なのかを決める。この判断は渡せません(No.22)。

第3段階:構成に沿って書かせる。

research.md をもとに、社内向けの比較資料を作ってください。
構成は outline.md のとおり。

・数字は research.md にあるものだけ使う。無いものは「要確認」と書く
・出典を各ページの脚注に入れる
・ファイル名は 什器比較_2026-08.docx

無いものは要確認と書く、と足すのが効きます。これを書かないと、足りない数字がそれらしく埋まります。

出典を残す

No.18で書いたことが、ここで実務の話になります。

調べた結果をファイルに残させ、出典を添えさせ、大事な数字は自分で開いて確かめる。この3つを手順に組み込んでください。

社内資料に載せる数字は、あとから「どこから持ってきたのか」を聞かれます。そのときresearch.mdがあれば答えられます。無ければ、調べ直しです。

ブラウザを操作させるとき

Coworkはブラウザを操作できます。ページを読み、フォームを埋め、クリックする。調べものが一気に楽になりますが、No.21のプロンプトインジェクションが最も現実的になる場所でもあります。

公式の安全ガイドは、ブラウザのアクセスは信頼できるサイトに限ることを勧めています。Webの内容は主要な攻撃経路だ、とはっきり書かれています。

実務での構えは3つ。

  • 調べる作業と、外に出す作業を同じ実行で混ぜない(No.21)
  • フォームの送信は人が押す
  • 見慣れないサイトを読ませるときは、承認モードを手動に戻す

つまずきポイント

調査を任せきりにする。調べる範囲を指定しないと、広く浅くなります。この5社について、この3つの観点で、と絞るほうが深くなります。

出典を確認しない。出典が付いていても、開かなければ意味は半分です(No.18)。社外に出す資料なら、全部開いてください。

体裁から入る。中身が決まる前に見た目を整えると、作り直しになります。材料→構成→本文→体裁の順です。

やってみよう:調べた結果をファイルに残させる(5分)

テスト用フォルダで試してください。

プロンプト
“`
「(自分の業界)の2026年の主要な動向」を3つ調べてください。

・各項目に出典のURLを添える
・いつ時点の情報かも書く
・結果は research_test.md に書き出す
・確信が持てないものは「未確認」と明記する
“`

できたファイルを開き、URLを1つ実際に踏んでください。

期待される結果:ファイルができ、出典が並ぶ。踏んだURLに、書かれていた内容がある。

うまくいかないとき:URLが開けない、あるいは内容が違ったら、それがこの練習の収穫です。出典は付いているだけでは足りないと体で分かります。

まとめ

  • 一息で頼まず、材料→構成→本文→体裁の段階で回す
  • 調べた結果は必ずファイルに残させる。あとから検証できる
  • 無い数字は「要確認」と書かせる。書かないと埋められる
  • ブラウザ操作は信頼できるサイトに限り、送信は人が押す

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定期実行とリモート操作

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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。

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