10秒でいうと
決まった時刻に自動で動かせます。ただし定期実行はクラウドで動くので、
手元のパソコンのフォルダには触れません。ここを勘違いすると設計を間違えます。
毎朝メールを確認してまとめる。毎週金曜に数字を集める。同じ作業を同じ時刻にやっているなら、任せられます。
ただし、この機能には設計に関わる制約があります。先にそこから書きます。
手元のフォルダには触れない
いちばん重要な点です。公式ドキュメントは明記しています。
定期実行タスクは、組み込みのスケジュールとコネクタ、そしてClaudeアカウントに保存されたファイルで動きます。パソコンのフォルダに紐づけることはできません。
理由は、クラウドで動くからです。パソコンが寝ていても、デスクトップアプリを閉じていても実行されます。逆に言えば、パソコンの中は見えていません。
だから、こういう設計はできません。
- ❌ 毎朝、デスクトップの見積書フォルダを整理する
- ❌ 毎週、ローカルのExcelを更新する
できるのはこちらです。
- ✅ 毎朝、メールとカレンダーから今日の要点をまとめる
- ✅ 毎週、Google Driveの資料から数字を集めて報告を作る
- ✅ 毎日、Slackの動きを要約する
クラウド側にあるものが対象、と覚えてください。
スケジュールの選択肢
公式に挙げられているものです。
| 間隔 | 使いどころ |
|---|---|
| 1時間ごと | 監視に近い用途 |
| 毎日 | 朝の要点まとめ |
| 平日のみ | 業務日だけの定型作業 |
| 毎週 | 週次の集計、金曜の報告 |
| 手動 | 保存しておいて、必要なときだけ回す |
手動が便利です。定期実行に登録しておいて、押したときだけ動かす。指示を毎回書かなくて済む使い方として、これが一番出番があると思います。
定期実行はすべての有料プランで使えます。それぞれが独立したセッションとして動き、結果は専用のページで確認できます。
外出先から指示を出す
定期実行とは別に、手元にいなくても指示を出せます。スマートフォンやWebから頼み、結果をあとで見る形です。
ここには条件があります。手元のファイルに届くのは、デスクトップアプリが開いていて、接続済みのフォルダで、設定した権限の範囲内のときだけです。
つまり、外出先から手元のファイルを触らせたいなら、パソコンを起動したままにしておく必要があります。閉じていれば、クラウド側の資料しか扱えません。
見ていない時間の設計
ここが一番の注意点です。No.21で「追えない状態で回さない」と書きましたが、定期実行はまさにそれです。
公式の安全ガイドも、見ていない定期実行では、機微なデータや取り消しにくい操作を扱わないように、と明記しています。購入のような操作が例に挙がっています。
設計の目安を3つ。
出力を、実行ではなく報告にする。「請求書を送る」ではなく「送るべき請求書の一覧を作る」。最後のボタンは人が押します。
失敗が積み上がらない形にする。毎日動く仕組みが静かに壊れると、気づいたときには30日分の間違いがあります。毎回、前回との差分が分かる形で出させてください。
最初の1週間は毎回結果を見る。定期実行は「設定して忘れる」ものではなく、設定して、しばらく見張ってから忘れるものです。
やってみよう:手動の定期実行を1つ作る(5分)
いきなり毎日動かさず、手動で回せる形から始めます。
プロンプト
“`
次の内容を、手動実行の定期タスクとして登録してください。・今日のカレンダーの予定を一覧にする
・各予定について、事前に準備すべきことを1行で添える
・準備が要らないものは「なし」と書く
・実行や送信はしない。一覧を作るだけ
“`登録したら、押して1回動かしてみてください。
期待される結果:一覧ができる。次からは押すだけで同じものが出る。
うまくいかないとき:カレンダーが読めないと言われたら、コネクタが接続されていません。定期実行が使えるのは接続済みのサービスだけです。
つまずきポイント
手元のフォルダを対象にしようとする。できません。クラウド側にあるものが対象です。手元のファイルを定期的に扱いたいなら、そのフォルダをクラウドの共有先に置く、という設計変更が要ります。
いきなり毎日に設定する。手動で数回動かして、結果を見てからにしてください。
通知を切ってしまう。結果を見ない定期実行は、静かに間違え続ける仕組みになります。
まとめ
- 定期実行はクラウドで動く。手元のパソコンのフォルダには触れない
- 1時間ごと・毎日・平日・毎週・手動。手動が意外と便利
- 見ていない時間の設計では、実行ではなく報告を出させる
- 最初の1週間は毎回結果を見る
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。