Git と GitHub を、はじめて触る人でも基礎から順に学べる日本語ガイドです。全75ページ・11部構成。
Git(ギット)は、ファイルの変更履歴を自分のPCに記録するソフトです。GitHub(ギットハブ)は、その履歴をインターネット上に預けて、人と共有するためのサービスです。名前は似ていますが、別のものです。このガイドは、この2つを混ぜずに、Git を先に、GitHub を後に扱います。
「なんとなく push はしている」という人にも、内部の仕組みからチームでの運用まで、入門で終わらない内容を用意しています。
読み始める前に
はじめての人は、第1部の01(はじめに ── このガイドの読み方)から順に読んでください。全体の地図と、目的別にどこから読み始めればよいかを示しています。
困ったことが起きて調べに来た人は、第11部の73(困ったときの逆引き集)へ直行してください。
Git編(第1部〜第5部・35ページ)
Git の仕組みと使い方です。第2部から第5部は自分のPCの中だけで完結し、インターネット接続は必要ありません。
第1部 導入 ── 全体像をつかむ
Git と GitHub の違いを押さえ、アカウントを用意します。ここは全員が読む部です。
| No. | ページ |
|---|---|
| 01 | はじめに ── このガイドの読み方 |
| 02 | バージョン管理とは何か |
| 03 | GitとGitHubの違い |
| 04 | GitHubアカウントを作る |
| 05 | 最低限おぼえる10の用語 |
第2部 Gitの基礎 ── 手元で完結する操作
手元のPCだけで、変更の記録と復元ができるようになります。必ず手を動かしながら読んでください。
| No. | ページ |
|---|---|
| 06 | Gitのインストールと初期設定 |
| 07 | リポジトリを作る(git init) |
| 08 | Gitの3つのエリア |
| 09 | add と commit |
| 10 | status・diff で現在地を読む |
| 11 | log で履歴を読む |
| 12 | .gitignore で除外する |
| 13 | ファイルの移動・削除・追跡の解除 |
| 14 | やり直す①(restore・reset・amend) |
| 15 | やり直す②(revert・reflog) |
第3部 Gitの内部構造 ── なぜそう動くのか
コマンドの結果を、暗記ではなく仕組みで説明できるようになります。初読は流し読みで構いません。
| No. | ページ |
|---|---|
| 16 | Gitは差分ではなくスナップショットを保存する |
| 17 | 4つのオブジェクト(blob / tree / commit / tag) |
| 18 | HEAD とは何か・detached HEAD |
| 19 | 参照(refs)とブランチの実体 |
| 20 | .git フォルダの中身ツアー |
第4部 ブランチとマージ
作業を分岐させ、安全に統合できるようになります。
| No. | ページ |
|---|---|
| 21 | ブランチとは何か |
| 22 | ブランチを作る・切り替える・消す |
| 23 | マージの仕組み(Fast-forward と3-way) |
| 24 | コンフリクトを解決する |
| 25 | rebase を理解する |
| 26 | interactive rebase で履歴を整える |
| 27 | cherry-pick で特定のコミットだけ運ぶ |
| 28 | ブランチ戦略(GitHub Flow / Git Flow / trunk-based) |
第5部 Gitの実務テクニック
stash・bisect・hooks など、現場で使う道具をそろえます。
| No. | ページ |
|---|---|
| 29 | stash ── 作業を一時退避する |
| 30 | tag ── バージョンに印を付ける |
| 31 | blame と検索(grep / log -S) |
| 32 | bisect ── バグ混入コミットを二分探索する |
| 33 | worktree ── 複数ブランチを同時に開く |
| 34 | submodule と subtree |
| 35 | hooks ── 操作の前後に処理を挟む |
GitHub編(第6部〜第11部・40ページ)
手元の Git の履歴を GitHub に預け、人と一緒に使う話です。
第6部 GitHubと繋ぐ
手元の履歴をクラウドに上げ、取得できるようになります。ここで初めてインターネットが登場します。
| No. | ページ |
|---|---|
| 36 | リモートリポジトリという考え方 |
| 37 | 認証を通す(HTTPS+PAT / SSH) |
| 38 | GitHubにリポジトリを作る |
| 39 | push でアップロードする |
| 40 | clone・fetch・pull でダウンロードする |
| 41 | 追跡ブランチ(upstream)を理解する |
| 42 | 既存プロジェクトをGitHubに載せる |
第7部 GitHubで共同開発する
Issue と Pull Request を使って、人と一緒に開発できるようになります。
| No. | ページ |
|---|---|
| 43 | Issue ── 作業を可視化する |
| 44 | ラベル・マイルストーン・テンプレート |
| 45 | Pull Request の作り方 |
| 46 | コードレビューの実践 |
| 47 | ブランチ保護とマージ方式 |
| 48 | Fork してOSSに貢献する |
| 49 | Organization とチーム権限 |
| 50 | Projects で進捗を管理する |
| 51 | CODEOWNERS・Discussions・Wiki |
第8部 GitHubの機能を使い倒す
README・ライセンス・Pages など、リポジトリの周辺機能を使いこなします。
| No. | ページ |
|---|---|
| 52 | README を書く |
| 53 | GitHub Markdown記法とGist |
| 54 | ライセンスを選ぶ |
| 55 | Release とタグでバージョンを配る |
| 56 | GitHub Pages で公開する |
| 57 | セキュリティ機能(Dependabot / Secret scanning / CodeQL) |
| 58 | 検索・Star・Watch・Insights |
第9部 GitHub Actions ── 自動化
テストや公開を自動化します。
| No. | ページ |
|---|---|
| 59 | CI/CDとGitHub Actionsの基本 |
| 60 | ワークフローYAMLの書き方 |
| 61 | Secrets と変数の扱い |
| 62 | 実践レシピ集 |
| 63 | Marketplace と再利用可能ワークフロー |
| 64 | 料金と実行時間の考え方 |
第10部 ツールで楽をする
GUI や CLI のツールで、日常の作業を速くします。
| No. | ページ |
|---|---|
| 65 | VS Code の Git 機能 |
| 66 | GitHub Desktop |
| 67 | GitHub CLI(gh) |
| 68 | 環境をカスタマイズする(config / alias / diffツール) |
| 69 | AIとの連携(Copilot / Claude Code) |
第11部 実践と逆引き
実際のワークフローを組み立て、トラブルから自力で復旧できるようになります。
| No. | ページ |
|---|---|
| 70 | ケース①:個人開発のワークフロー |
| 71 | ケース②:少人数チームのワークフロー |
| 72 | ケース③:非エンジニアの文書・設定管理 |
| 73 | 困ったときの逆引き集 |
| 74 | コマンドチートシート |
| 75 | この先の学び方 |
この記事の最終確認日: 2026年10月