10秒でいうと
Claudeの入口は5つ。チャット・Cowork・Claude Code・API・拡張ツール。
動いているモデルはどれも同じで、違うのは使う場所と、触れるものだけです。
ここまでは「Claude」をひとまとまりとして扱ってきました。実際には入口が複数あり、名前もいくつも出てきます。第1章の最後に、その地図を渡しておきます。
先に結論を書きます。どれも同じモデルが動いています。違うのは、使う場所と、触れるものだけです。だから第1章までの知識は、どの入口でもそのまま通用します。
5つの入口

チャット。ブラウザ、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリ。いちばん基本の入口です。文章で話しかけ、文章で返ってきます。資料を渡して読ませることもできます。触れるのは、渡したものだけです。
Cowork。パソコンのフォルダーを指定して、その中のファイルに直接触らせる使い方です。リネーム、仕分け、変換、表の整形。チャットとの決定的な違いは、結果が画面ではなくファイルとして残ることです。
Claude Code。ターミナルで動かす道具です。名前のとおり開発向けですが、コードだけの道具ではありません。本ガイド自体がこれで作られています。ファイルを読んで書いて、コマンドを実行して、結果を確かめる。いちばん自由度が高い入口です。
API。自分のプログラムからClaudeを呼び出す入口です。社内システムに組み込む、大量の処理を回す、自分のサービスに載せる。月額プランとは別会計です(No.08)。
拡張ツール。表計算ソフトやブラウザなど、他のアプリの中からClaudeを使う手段です。すでにある作業の流れを変えずに済むのが利点です。
どれを選ぶか
仕事の形から選ぶのがいちばん確実です。
| やりたいこと | 向いている入口 |
|---|---|
| 考えを整理する、文章を書く | チャット |
| 手元のファイルを整理・変換する | Cowork |
| 資料を読ませて要約する | チャット |
| プログラムを書く、繰り返す作業を自動化する | Claude Code |
| 自分のシステムに組み込む | API |
| いま使っているアプリから離れたくない | 拡張ツール |
迷ったらチャットから始めてください。そこで「毎回同じことをしている」と感じたら、ひとつ上の入口に移る合図です。
できないことも知っておく
入口ごとに、触れる範囲が決まっています。これは制限ではなく、安全のための線引きです。
チャットは、渡していないファイルを勝手に読みません。Coworkは、指定していないフォルダーに触りません。触れる範囲を自分で決められることが、安心して任せられる前提になります。
範囲の決め方は、Coworkの導入(No.27)とClaude Codeの権限(No.39)で、それぞれ具体的に扱います。
やってみよう:自分の仕事をどの入口に割り振るか決める(5分)
プロンプト
“`
私が毎週やっている作業を挙げます。それぞれについて、
「チャット向き」「ファイルを直接触る使い方が向く」「プログラムで
自動化したほうがよい」のどれかに分類して、理由も書いてください。・(作業を3つから5つ書く)
“`期待される結果:作業ごとに分類と理由が返る。同じ作業でも、頻度によって向き先が変わることが見えてくる。
うまくいかないとき:全部「チャット向き」になったら、作業の書き方が抽象的すぎます。「毎週月曜に、5社分の請求書PDFから金額を転記する」くらいまで具体的にしてください。
つまずきポイント
入口ごとに別のAIだと思ってしまう。同じモデルです。チャットでうまくいった指示の書き方は、Claude Codeでもそのまま効きます。
いきなり自由度の高い入口から入る。Claude Codeは強力ですが、任せてよい範囲の感覚がないまま使うと事故ります。チャットで感覚をつかんでからのほうが、結局は速いはずです。
製品名を覚えようとする。名前も構成も変わります。どこで使うか・何に触れるかの2軸で捉えておくと、名前が変わっても対応できます。
応用のヒント
複数の入口を組み合わせるのが、慣れてきたときの形です。チャットで方針を決めて、Claude Codeで実行し、結果をまたチャットで検討する。本ガイドの制作もこの形で回しています。その記録はNo.83にまとめます。
関連ページ
- No.10 Claudeアプリの基本操作 — チャットの入口から
- No.26 Coworkとは何か — ファイルに触る使い方
- No.34 Claude Codeとは何か — いちばん自由度の高い入口
- No.51 APIの基本 — 組み込む
まとめ
- 入口はチャット・Cowork・Claude Code・API・拡張ツールの5つ
- 動いているモデルは同じ。違うのは使う場所と触れるもの
- 迷ったらチャットから。同じことを繰り返していると感じたら上の入口へ
このあとどこへ進むか
第1章はここまでです。ここから先は、読み方によって進む先が変わります。
- 暮らしルート → 第2章 Claudeアプリの基本操作(No.10)
- 実務ルート → 第2章 Claudeアプリの基本操作(No.10)
- 開発ルート → 第3章 エージェントとは何か(No.19)
- 創作ルート → 第2章 Claudeアプリの基本操作(No.10)
途中で読み方を変えても構いません。
次に読む
※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。