10秒でいうと
Coworkで最初に試すのはファイル整理です。結果が目で見て分かり、失敗しても戻せる。
成功体験を先に作ると、そのあとの判断が速くなります。
No.27で範囲を区切りました。ここから実際に動かします。
最初にやるのはファイル整理です。理由は3つ。結果が一目で分かる。失敗しても戻せる。そして、手作業でいちばん時間を使っている部分だからです。
リネーム
見積書の仕事の入口です。取引先から届くファイル名は、こんな状態になっています。
見積書.pdf
mitsumori_final2.pdf
20260825_お見積り(修正).pdf
scan_0012.pdf
これを揃えます。中身を見て名前を決められるのが、単なるリネームツールとの違いです。
このフォルダのPDFを、次の規則でリネームしてください。
・形式は「YYYY-MM-DD_会社名_見積書.pdf」
・日付と会社名は、PDFの中身から読み取る
・読み取れないファイルは、名前を変えずに残して、一覧で報告してください
・元のファイル名は、リネーム一覧として report.md に書き出してください
最後の2行がNo.11の話です。読めなかったものの扱いと、あとから追える記録。この2つがあると、間違っていても復元できます。
仕分け
次は置き場所です。
このフォルダのPDFを、会社ごとのサブフォルダに移動してください。
フォルダ名は会社名。会社名が読み取れないものは「_未分類」へ。
移動の前に、どのファイルをどこへ動かすかの一覧を見せてください。
移動の前に一覧を見せて、という一行がここでの安全装置です。No.19で書いた「どこまでやったら止まるか」にあたります。
変換
形式を変えます。
このフォルダのPDFから、商品名・数量・単価・納期を抜き出して、
1枚のExcelファイル(見積一覧.xlsx)にまとめてください。
・1行が1商品。会社名の列を先頭に付ける
・単価は数値。表示形式はカンマ区切り
・合計行を最後に付けて、計算式を入れてください
・読み取れない項目は空欄にして、別シートに「要確認」として一覧を作ってください
計算式を入れて、と書くのが効きます。値だけ貼られた表と、式が入った表では、そのあとの使い道が違います。Coworkは計算式が動く状態で表を作れます。
確認の手順
できたファイルは、必ず確認します。Coworkの結果は目に入りにくいので、手順にしておくのが確実です。
- 件数を数える。入力のPDFが5枚なら、会社は5社か
- 端を見る。最初の行と最後の行が正しいか
- 要確認のシートを開く。空欄の理由が納得できるか
- 1件だけ、原本と突き合わせる
4番目が効きます。全部を突き合わせるのは無理でも、1件だけなら30秒です。それで抜き出し方の癖が分かります。
やってみよう:捨てて困らないフォルダで一往復する(5分)
テスト用のフォルダを作り、適当なファイルを5つほどコピーして入れてください。
プロンプト
“`
このフォルダのファイルを、次の規則でリネームしてください。・形式は「連番_元のファイル名」(連番は01から)
・並び順は、更新日の古い順
・実行する前に、変更内容の一覧を見せてください
“`一覧を確認してから「実行してください」と伝えます。
期待される結果:先に一覧が出て、承認してから実際にリネームされる。
うまくいかないとき:確認なしで実行されたら、承認モードが「すべてスキップ」になっています。No.27に戻って設定を見てください。
つまずきポイント
いきなり移動や削除をさせる。リネームは戻せますが、移動は探すのが大変で、削除は戻せません。読むだけ→名前を変える→移動する→削除するの順に慣らしてください。
一覧を見せてもらわずに実行する。5件なら目で確認できます。この一手間が、50件になったときの安心につながります。
うまくいった指示を残さない。リネームの規則は、次の月も同じです。残して使い回してください(No.14、No.25)。
まとめ
- 最初はファイル整理から。結果が見えて、戻せる
- 読めなかったものの扱いと、あとから追える記録を必ず指示に入れる
- 実行の前に一覧を見せてもらう
- 確認は件数・端・要確認・1件だけ突き合わせの4つ
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。