10秒でいうと
会話の横に、文書や表やアプリを独立した形で出す機能です。
会話に流れていく文章と違って、そのまま直して、そのまま使えます。
長い文章や表をチャットで受け取ると、会話の流れの中に埋もれます。少し直したいだけなのに、また全文が返ってきて、どこが変わったのか分からない。
アーティファクトは、それを会話とは別の場所に置く仕組みです。
会話に出すのと、どう違うのか
会話の中の文章は、やりとりの記録です。あとから読み返せますが、上書きされません。10回直せば10個の版が会話に並びます。
アーティファクトは成果物です。直すと同じ場所が書き換わります。いまの最新版がどれか、迷わなくて済みます。
見積書の仕事でいうと、比較表をアーティファクトとして出させると、こうなります。
- 「B社の納期だけ直して」→ 表の該当箇所だけ変わる
- 「合計行を足して」→ 表が育つ
- 全文が毎回返ってこないので、会話も机も圧迫しない(No.04)
何が出せるか
文書、表、コード、図、その場で動く小さなアプリ。一定の長さと構造があるものは、たいていアーティファクトになります。
短い返事や、その場かぎりの説明は会話のままです。境目は自動で判断されますが、こちらから指定もできます。
この内容をアーティファクトにしてください。
逆に、会話で十分なときに毎回アーティファクトが出るのが煩わしければ、そう伝えれば止まります。
作り直しの頼み方
ここがいちばん実用に効くところです。
部分を指定する。「3行目の納期を9月20日に」のように場所を言うと、そこだけ変わります。「全体的にもう少し良くして」だと、全部作り直されて、気に入っていた部分まで変わります。
何を残すかを言う。「列の順番はそのままで、単価の書式だけ揃えて」のように、変えない部分を明示するほうが確実です。No.11の「やってほしいことを書く」と同じ話です。
戻せることを知っておく。直しすぎたときは、前の版に戻せます。大胆に試して、駄目なら戻すほうが速い。
やってみよう:表を作らせて、部分だけ直す(5分)
プロンプト
来月の予定を管理する表をアーティファクトで作ってください。
列は 日付・予定・場所・準備するもの。行は5行、空欄で構いません。出てきたら、部分を指定して直します。
「場所」の列を「相手」に変えてください。他の列はそのままで。期待される結果:会話の横に表が出て、2回目の指示では列名だけが変わる。他の列は元のまま。
うまくいかないとき:表全体が作り直されて別物になったら、「他の列はそのままで」が伝わっていません。変えない部分を先に書くと通りやすくなります。
まとめ
- アーティファクトは成果物の置き場。直すと同じ場所が書き換わる
- 全文が毎回返ってこないので、会話が圧迫されない
- 直すときは場所を指定し、変えない部分を明示する
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。