10秒でいうと
このガイド自体が実例です。87ページ、原稿も図も投稿も、Claude Codeで回しています。
効いたのは文章を書かせることではなく、検査で止める仕組みのほうでした。
実際の制作フロー

このガイドは次の順で作られています。
1. 公式情報を確認する。モデル名、料金、機能の提供状況は、必ず公式ドキュメントを開いてから書きます。確認した日と参照したURLは、ページごとに記録しています。
2. 原稿を書く。 ページの型は決めてあります。冒頭に100字以内の要約、「やってみよう」は全ページ必須、それ以外の節は要るものだけ。
3. 図を作る。SVGで1つ作り、Web用・スライド用・書籍用の3系統に書き出します。
4. 検査する。ここが本題です。次で扱います。
5. 公開する。コマンド1つでWordPressに投稿されます。画像のアップロード、SEOメタの反映、目次へのリンク挿入まで自動です。
効いたのは検査だった
文章を速く書くことより、間違ったまま公開しない仕組みのほうが効きました。
投稿の前に、次を機械が見ています。落ちたら投稿されません。
- 必要な項目がすべて書かれているか
- ページ番号と公開先のURLが一致しているか
- 図の参照が本文と一致しているか(片方が欠けたら中断)
- 書式のルールを守っているか
- 冒頭の要約が100字を超えていないか
- 未公開のページへのリンクが張られていないか
なぜこうなったか。書式のルールを、同じ日に3回破ったからです。指示書に強く書き直しても守れませんでした。
同じ規約を2回破ったら、それは注意力の問題ではなく仕組みの問題です(No.25、No.41)。人が覚えておく話をやめて、通らないようにしました。
図の書き出しでも同じことが起きた
図の作成にも検査を入れています。フォントが見つからないとき、書き出しは成功したように見えて、別のフォントに置き換わります。エラーは出ません。
実際に確かめたところ、指定したフォントが無い場合、終了コード0で書き出され、等幅フォントに置換されてレイアウトが崩れていました。警告が出るだけです。
そこで、書き出し前にフォントの存在を確かめ、書き出し後も置換が起きていないか見て、起きていたら生成物を消して中断するようにしました。
静かに失敗する工程を見つけたら、そこを止める。このガイドを作って得た最大の教訓です。
記事制作で効いた使い方
下書きより構成。ゼロから書かせるより、構成を相談して自分で書くほうが速い章もありました。
用語を先に決める。カタカナの訳語は揺れます。用語集を先に作り、そこに従わせています(No.13、No.58と同じ話)。
リンクは公開済みだけ。未公開のページへのリンクは張らず、公開のたびに機械でリンク化しています。手作業だと必ず漏れます。
SEOで気をつけたこと
冒頭に答えを置く。検索から来た人は全部読みません。各ページの先頭に100字以内の要約を置いています。
タイトルと説明文をページごとに書く。これも自動で反映しています。
やってはいけないこと。検索向けに水増しした文章、事実でない数字、根拠のない断定。この章の他のページと同じで、外に出る文章には「書いていないことを足さない」を入れています。
自動化はどこまでやるか
公開だけは人が押しています。コマンドは自動ですが、実行するのは人です。
第4章No.31から一貫している方針です。見ていない時間に外へ出るものを作らない。
やってみよう:自分のサイト運用のどこが自動化できるか(5分)
プロンプト
“`
私のサイト運用の手順を書きます。それぞれについて、
次のどれかに分類してください。・自動化してよい(間違っても取り返しがつく)
・検査を付ければ自動化してよい(何を検査すべきかも書く)
・人がやるべき(理由も書く)・(手順を5つほど)
“`期待される結果:3分類される。公開・送信・削除が「人がやるべき」に入る。
うまくいかないとき:全部「自動化してよい」なら、「間違ったときに誰が困るか」を足して聞き直してください。
つまずきポイント
速く書くことに注目する。効くのは間違ったまま出さない仕組みのほうです。
リンク化を手作業でやる。ページが増えると必ず漏れます。
検査を警告に留める。警告は無視されます。中断させてください。
関連ページ
- No.83 本ガイドはこう作られた — 制作の記録
- No.41 フックとプラグイン — 必ず走る処理
- No.34 Claude Codeとは何か — コードだけの道具ではない
まとめ
- このガイド自体が実例。原稿も図も投稿もClaude Codeで回している
- 効いたのは速さではなく、検査で止める仕組み
- 静かに失敗する工程を見つけたら、そこを止める
- 公開だけは人が押す
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。