10秒でいうと
値段を聞かないでください。古い数字が返ってきます。
聞くべきは「何を比べればよいか」。観点さえ出れば、あとは自分で調べられます。
第9章は暮らしの場面です。第8章と同じで、理屈より実例を並べます。
値段を聞かない
いちばん多い失敗から書きます。
「この掃除機はいくらですか」と聞くと、それらしい価格が返ってきます。でもClaudeは、学習を終えた時点までの情報しか持っていません(No.02)。価格は最も変わりやすい情報です。
正しい使い方はこうです。
掃除機を買い替えます。まだ機種は決めていません。
・選ぶときに見るべき項目を、重要な順に7つ挙げてください
・それぞれ「どういう人にとって重要か」も1行で
・カタログの数値だけでは分からないことがあれば、それも
具体的な機種名と価格は挙げないでください。私が自分で調べます。
最後の1行が要です。書かないと、古い機種と古い価格が並びます。
観点さえ出れば勝ち
買い物で難しいのは、何を比べればよいか分からないことです。項目さえ決まれば、あとは店頭でもネットでも確かめられます。
保険の例。
医療保険を検討しています。
契約する前に確認すべき項目を挙げてください。
・保障の内容だけでなく、除外される条件も
・年数が経つと変わる部分
・他社と比べるときに、揃えないと比較にならない項目
・パンフレットに大きく書かれない項目
商品名は挙げないでください。
3つ目と4つ目が効きます。条件が揃っていないものは比べられないというのは、第8章No.57の見積の話と同じです。
自分の条件を先に書く
観点が出たら、次は自分の側です。
(買うもの)を選びます。私の条件は次のとおりです。
・(使う場面、頻度、置き場所、予算の範囲、譲れない点)
この条件だと、さっき挙げた項目のうちどれが特に効きますか。
逆に、気にしなくてよい項目はどれですか。
気にしなくてよい項目を出させるのが、実は時間の節約になります。全項目を調べる必要はありません。
調べさせるとき
最新の情報が要るなら、検索させて出典を出させます(No.18)。
(機種名)の現在の価格帯を調べてください。
参照したページのURLと、その情報がいつ時点のものかを必ず示してください。
そしてURLを自分で開いてください。開かないなら、出典を出させる意味は半分です。
迷ったときの使い方
決めきれないときは、自分の判断を検査させるのが効きます(No.12)。
私はAとBで迷って、Aにしようと思っています。理由は(理由)です。
・この判断の弱いところを3つ挙げてください
・賛成意見は要りません
・判断を変えるとしたら、何が分かったときですか
買う判断そのものは自分が持ちます。Claudeは、見落としを探す役です。
買ったあと
意外に出番があるのがここです。
- 説明書を読ませて、最初にやるべき設定を出させる(No.71)
- 保証書の条件を確認する
- 前の機種との違いを整理して、慣れる時間を短くする
やってみよう:比べる観点を出させる(3分)
近いうちに買い替えたいものを1つ選んでください。
プロンプト
“`
(買うもの)を買い替えます。まだ機種は決めていません。・選ぶときに見るべき項目を、重要な順に7つ
・それぞれ「どういう人にとって重要か」を1行で
・カタログの数値だけでは分からないことも具体的な機種名と価格は挙げないでください。
“`期待される結果:7項目が返る。自分が考えていなかった項目が2つか3つ混ざる。
うまくいかないとき:機種名や価格が出てきたら、最後の指示が効いていません。もう一度伝えて、古い情報が出てくる性質を確かめておいてください。
つまずきポイント
価格を聞く。古い数字が返ります。検索させて、出典を開く。
おすすめを聞く。「おすすめは」と聞くと、無難な答えが返ります。観点を聞くほうが役に立ちます。
条件を書かずに相談する。一般論しか返りません。使う場面と譲れない点を先に書いてください。
関連ページ
- No.18 Web検索とリサーチ — 出典を確かめる
- No.57 営業とマーケティング — 法人の見積比較
- No.71 手続き・書類・説明書 — 説明書と契約書の読み方
まとめ
- 値段を聞かない。変わりやすい情報は検索させて出典を開く
- 聞くべきは何を比べればよいか
- 気にしなくてよい項目を出させると、調べる時間が減る
- 迷ったら、自分の判断の弱いところを挙げさせる
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。