10秒でいうと
使えるのは一般的な調べものと、下書きの作成までです。
提出の前に、必ず一次情報と自分で確かめてください。手続きは自治体や商品ごとに違います。
先に、扱わないことを書きます
- 提出する内容が正しいかの判断
- 自分の場合に当てはまるかの判断
- 期限や要件の断定
理由は単純で、手続きは自治体ごと、保険は商品ごと、契約は物件ごとに違うからです。一般論としては正しくても、自分の場合に当てはまるとは限りません。
線引き

行政手続きの下調べ
何が要るかの見当をつけるところまでです。
(手続きの名前)について教えてください。
・一般的に必要とされる書類
・一般的な流れ
・つまずきやすい点
・自治体によって違う可能性が高い部分
**具体的な期限・金額・条件は断定しないでください**。
私が自治体の公式サイトで確認します。確認すべき項目を一覧にしてください。
確認すべき項目を一覧に、という頼み方が、このページでは最も出番があります。Claudeは案内役、答えは公式サイト。
窓口に行く前に一覧があると、足りない書類で出直すのを避けられます。
保険や賃貸の契約を読む
第8章No.62と同じ姿勢です。個人の契約書に当てはめます。
この契約書について教えてください。
・私が負う義務と、相手が負う義務
・お金が動く条件(いつ、いくら、どういう場合に)
・解約や更新の条件、そのときの費用
・曖昧で、解釈が分かれそうな表現
法令名や条文番号は挙げないでください。
該当箇所は原文をそのまま引用してください。
条文番号を挙げさせないのは、それらしい嘘が混ざる代表例だからです(No.02、No.80)。
保険なら、支払われない条件を先に聞くのが実用的です。
この保険で、支払われないのはどういう場合ですか。
契約書の原文を引用しながら教えてください。
支払われる場合より、支払われない場合のほうが、あとで困る部分です。
残った疑問は、契約先の窓口に聞いてください。それが一次情報です。
家電や機器の説明書
いちばん気軽に使える場面です。
この説明書の写真です。次を教えてください。
・最初にやるべき設定を、順番に
・やってしまいがちな間違い
・写真から読み取れない部分があれば、そう言ってください
分厚い説明書から必要な箇所だけ引く使い方も効きます。
(機種名)の説明書を添付します。
(やりたいこと)の手順だけ、ページ番号つきで抜き出してください。
型番が古いと、Claudeが知らないことがあります。その場合は説明書のPDFか写真を渡してください(No.17)。
問い合わせ文の下書き
書きにくい文面を作る使い方です。
(相手先)に問い合わせます。下書きを作ってください。
・伝えたいこと:(状況)
・聞きたいこと:(質問)
・こちらの立場:(契約者、利用者、など)
・感情的にならず、事実を先に、質問を明確に
私が事実として書いていないことは、書き足さないでください。
最後の1行が重要です。書き足された事実が入ったまま送ると、話がこじれます。
苦情や解約の連絡は、感情が入ると本題が伝わりません。下書きを作らせて、自分で温度を調整するのがちょうどよい。
期限のあるもの
手続きには締切があります。Claudeに期限を聞かないでください。
この手続きについて、期限があるものを一覧にしてください。
具体的な日付は書かず、「何を見れば分かるか」を教えてください。
何を見れば分かるかに変換するのが、このページ全体の型です。
やってみよう:確認すべき項目を一覧にさせる(5分)
これからやる手続きを1つ選んでください。
プロンプト
“`
(手続きの名前)について教えてください。・一般的に必要とされる書類
・一般的な流れ
・つまずきやすい点
・自治体(または会社)によって違う可能性が高い部分具体的な期限・金額・条件は断定しないでください。
私が公式サイトで確認します。確認すべき項目を一覧にしてください。
“`期待される結果:一般的な流れと、確認リストが分かれて返る。「自治体によって違う部分」に、自分が想定していなかった項目が入る。
うまくいかないとき:具体的な金額や期限が断定されていたら、指示が効いていません。その挙動を知っておくこと自体に意味があります。
つまずきポイント
期限や金額を信じる。公式サイトで確認してください。
条文番号を挙げさせる。それらしい嘘が混ざります。
自分の場合も同じ、と思い込む。一般論は一般論です。
下書きに事実を足される。「書き足さないでください」を毎回入れてください。
関連ページ
- No.62 契約と法務の下ごしらえ — 法人の契約
- No.68 家計とお金の整理 — 保険や賃貸の費用
- No.80 間違いを前提に付き合う — 存在しない条文の話
このあとどこへ進むか
第9章はここまでです。暮らしの場面ごとの実践が一通りそろいました。
- 暮らしルート → 第11章 セキュリティとプライバシー(No.78)
第11章は、渡してよいものと渡さないほうがよいもの、そして間違いとどう付き合うかの章です。ここまで各ページで「確認してください」と書いてきたことの、まとめにあたります。
まとめ
- 使えるのは一般的な調べものと下書きまで
- 期限・金額・条件は断定させない。「何を見れば分かるか」に変換する
- 契約は条文番号を挙げさせず、原文を引用させる
- 問い合わせ文には事実を書き足さないを必ず入れる
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※本記事の情報は 2026年8月時点のものです。